現在の旦那とまだ恋人時代であった話。
彼は隣の県に一人暮らしをしており、車で1時間30分くらいで行ける距離。
私が彼の家に遊びに行くときは彼が在宅している時が基本だったが、時には不在時にもお邪魔することはあった。
そんな時は駐車場に停めてある彼の車、プラドのサイドステップ部分にスペアキー(自宅の鍵)をセッティングしといてもらい、到着した私がその鍵を取って自宅にお邪魔する形もあった。
そんなことを数回していたある日、その日も彼の不在時にお邪魔することになっており、スペアキーをいつもの場所にセットしといてもらった。
しかし、仕事で不在だったはずの彼が予定変更で自宅に帰り、急遽家にいる形に。
私は「彼が家で待っている」としか考えておらず、セットしてもらっていた「スペアキー」の存在は全く頭の中から消えていた。それは彼も同様に。
普通にインターホンで呼び出し、玄関を開けてもらう。お互い鍵の存在は忘れている。
そして、この日は夕飯を外で食べに行く予定であり、彼の車でお出かけする予定であった。
車に乗り込んだ時も、目的のお店に行く時も、食事中でもスペアキーの存在などない。
帰り際、彼の自宅にそろそろ到着する頃に私がふと声を荒げながら思い出した!そう、スペアキーの存在を!
彼も忘れていたと声を出し、自宅に到着した後に真っ先にサイドステップ部分を確認する。しかし、当然ながらスペアキーはない。
車のどこかに引っかかっていないか確認するも、あるはずがない。ドライブ中にどこかの道端に落ちたに決まっている。
その頃はすでに夜、辺りは暗くて鍵が落ちていても見えないレベル。翌日、明るい時は周辺を探してみるも見つからず。
結局、管理会社に連絡し、もちろん自腹で新しいスペアキーを用意してもらうという形に。
鍵の置き場所にはくれぐれも用心しないといけない。