仕事で疲れて、ぼんやりとお弁当箱を職場に忘れてしまったなーと考えながら帰ってきた私。
アパレルの販売の仕事をしておりその日は遅番だったため、自宅前に着いたのは23時頃。
明日は別のお弁当箱を持たないと。明日のお弁当には何を入れよう。お弁当箱を入れるトートバッグ、1コしか持ってないんだよな…などととりとめもなく考えながら自宅の鍵を取り出そうとして、一瞬思考も動きも止まりました。自宅の鍵は、職場に置いてきてしまったお弁当用のトートバッグに入れてしまっていたのです。
あ、お弁当どころじゃなかった。鍵、取りに行かなきゃ。鍵なしじゃ…一人暮らしだしこの時間だし考える時間ももったいない。職場は最寄駅から下り方面だから行く分にはまだ終電に間に合う。でもこの時間じゃ帰りは電車で帰ってこれない。いやでも鍵がないんだから仕方ない。今から駅まで走って終電で職場に行って、鍵を回収したらタクシーで帰ってこよう。
というところまで5秒くらいで考えて、すかさず走り始めました。片道電車ならまだしも、自分の間抜けのせいで往復タクシーになるのだけでもとうにか避けられればと思ったのです。
ちなみにタクシー代は深夜料金も含めて2500円くらい。でも駅まで歩くと20分の距離をダッシュして終電に駆け込んだおかげで疲れた体に追い打ちがかけられ、金銭面より体力面と精神面が大打撃でした。次の日も仕事なのに…お酒飲んで遅くなったわけでもないのに…と、自分を恨みながらも無事鍵を回収し帰宅できたのでよかったと思いました。