私が小学生の時のことです。 当時は自転車に乗ることがどこに行くにも自転車でした。 ある日、母親について自転車で10分くらいのスーパーに買い物にいきました。 自転車の鍵をかけてからずっと手に持ったままスーパーの中を歩いていました。 買い物が嬉しくてあちこち見て回りましたが、鮮魚の冷蔵コーナーに行ったときに夢中で魚に見入ってしまいました。 魚を見ているうちにチャリーンと鍵を落としてしまいました。 ハッと思いすぐに拾おうとしましたが、そのときの冷蔵ケースはなんと不運なことにケース手前の部分に1cm弱の隙間があり、その隙間に鍵が落ちてしまったのです。 キーホルダーも何もつけていなかったのでスルッと落ちてしまいました。 とにかくパニックになり、母親と一緒だったのでとても取れそうにはない隙間を指差してここに落ちてしまったと説明しました。 鍵がないので家に帰れなくなり、鍵を壊してもらうしかないのかと思いました。 しかし、家にスペアキーがあることを思い出した母はスーパーに私を残し、家に自転車のスペアキーを取りに帰ってくれました。 鍵があったのでなんとか乗りきることができましたが、スペアキーがなければ大惨事になるところでした。 周りに気づかれずにこっそり解決しましたが親には怒られ、その日以降は少し大きめのキーホルダーをつけるようにし、必ず鍵は手に持って歩かないと決めました。 大人になった今でもそのスーパーに行くと思い出す苦い思い出です。