バイクに乗って出かけることが多かったのですが、人気メーカーのヘルメットをホルダーに掛けて置いたら、ベルトを切断されて盗まれてしまいました。 仕方なくヘルメットを買って、次からは道端にあるコインロッカーに保管しておくことにしたんです。 夜に用事が済んでコインロッカーを開けようと鍵を差し込もうとした時、手元が狂って落としてしまいました。 ふと下を見ると、あれっ鍵が見当たりません。 番号の札の付いた鍵が落としたくらいでなくなるはずがありませんよね。 薄暗い中、目を凝らしてよく見ると、穴が開いているのが見えます。 側溝のコンクリートの蓋の真ん中に穴が開いていて、どうやら運悪く鍵がそこに落ちてしまったようです。 コンクリートの蓋を持ち上げようとしたんですが、固着しているのか固定されているのかピクリとも動きません。 昼間の明るい時間ならコンクリートの蓋をバールのような物でこじってみるとか、穴から何か差し込んで鍵をひっかけて取り出すとか何かしていただろうと思います。 夜で疲れていたせいかそんな知恵も働かず気力もありませんでした。 コインロッカーには鍵を紛失したなどトラブル時の連絡先が書いてありました。 電話を掛けて鍵を側溝に落としてしまったようで困っていると話すと、翌日の昼に来てくれるとのことで、その日はタクシーで帰宅しました。 次の日、約束の時間に業者さんがコインロッカーまで来てくれて、無事鍵を開けてもらいましたが、2,500円の出張料を払うはめになりました。 後にも先にも鍵を紛失したことはこれ以外にないのですが、紛失したと言っても多分すぐそこにあるのです。 ただ取り出すことができなかっただけです。 今考えても悔しさがこみ上げてきます。 余計な出費をしてしまった。 次から道端のコインロッカーを使用するときには、側溝などないか足元を確認するようにしています。