数年前の大晦日。大雪の予報にもかかわらず、近隣スーパーには人が溢れにぎわっていました。当時同棲していた彼も私も年末年始は繁忙期で、休みも無い状態だったのでその日は「少し豪華な食材でも」と思い、仕事の後に急いでスーパーに向かいました。一通りの買い物を済ませ、サッカー台で袋詰めをしている時に車のカギが無いことに気が付きました。私のカギにはキーホルダーなどは無く、いつも施錠後は紛失防止を兼ねて財布の小銭入れにカギを入れて持ち歩いていました。その日も同じように小銭入れにカギを入れていて、レジで会計をした際にカギが入っているのも確認していたため、すぐに店員さんに紛失した事を話しサービスセンターに届いていないか確認をしてもらいました。しかし、カギは届いておらず…通過したレジ付近と袋詰めしたサッカー台付近を念入りに探したのですが一向に見つかりませんでした。大晦日ということもあって、店員さんも忙しく一緒には探せないということで一人で探していると和菓子屋のテナントの店員さんが声をかけてくれて事情を聞いてくれました。その店員さんの計らいで店長さんに許可を頂き防犯カメラを確認してもらうことになり、その日はカギトラブルの業者さんに依頼して帰宅する事になりました。
車の保険と一緒に加入しているサービスセンターに電話をすると、担当者に繋がるまで30分ほどの保留時間がありようやく繋がった時には20時過ぎ。大晦日のためとうにスーパーの営業時間は終わっていて、近隣にはコンビニなども無く雪の降る中外で担当の方が来るのを待つしかない状態でした。
「今3件ほど問い合わせをいただいておりまして、レッカー到着まで最短でも1時間半はお待ち頂きます。」スペアキーを持っていなかった私は、車屋に運んでもらう事を希望していたので担当の方からそう言われ、そのまま外で業者さんの到着を待つことにしました。
そこから2時間程待ち、電話がありました。業者さんからの直通電話で「お待たせしております。担当の○○です。確認なんですがスペアキーをお持ちではないんですよね?」と質問があり、再度担当の方に話した内容を伝えると「今から車屋に運んでも開錠とカギの作成は年明けになると思うんですよ」「なのでもし良ければコチラで契約している業者があるので料金はかかりますがその場で開錠とキーを作れるのでそちらを利用しませんか?」と提案していただきました。私は知識も何もなかったため、業者さんの提案を受けて再度紹介して頂いた新しい業者さんを待つことにしました。
最終的に新しい業者さんが到着したころには23時を回っていて、そこから開錠・キーの作成をしてもらい料金は8万円を請求されました。正直その料金に驚いてしまい「8万円ですか!?」と声を出してしまったところ「高いですか?では値引きして5万円で」と言っていただいたので、そのまま支払いをして帰宅しました。
冷静になった今考えると、一言で3万円の値引きはおかしいし、ネットで調べると「料金はあってないような物」と書いているのを見ると少し高すぎた気もしますが(笑)
当時は本当に助かったし、レッカーを利用せずにスペアキーを持っていない私に臨機応変対応、その場で車を動かせる方法を提案して頂いた業者さんにはとても感謝しています。
年明けにスーパーからも防犯カメラ確認したと連絡があり、私が袋詰めしている途中にサッカー台に置いていたカギを持ち去っている若い男性が映っていたとのことでした。その後、裏手にある駐車場の排水溝にカギを投げ入れている場面も映っていたことからその後は警察にお任せしました。
目を離した私も悪いですが…いたずらには気を付けたいですね(笑)