大雪の日に家に入れない大事件

数年前の冬、その日は夕方からどんどん雪が降り積り、仕事を終えて帰る頃にはまるでスキー場にいるかのようでした。職場の駐車場に止めた車の上には数十センチの雪の山。車に積んであった雪かきアイテムを駆使してなんとか脱出に成功し、途中スタックしている車を見ながらしハラハラドキドキしながら家に着くと、そこにはまたもや大量の雪が。駐車場に車を止めるためには雪を掻き出さねばならず、30分以上かけてなんとかスペースを作り出し、やっとの思いで帰宅することができました。 疲れきった体で玄関前にたどり着いて家の鍵を開けようとすると、、、「あれ?鍵がない!!車の鍵と一緒にいつも付いていたはずなのに!!!」よく見ると、キーホルダーが劣化し緩んだ部分から家の鍵が外れてしまっていました。「どうしよう。こんな大雪の日に家に入れないなんて、、、どうしたらいいんだろう、、、そうだ!スペアキーがあるじゃないか!」と思いつき、カバンの中を探ろうとすると、いつもと違うカバンであることに気付きました。普段のカバンの中にはスペアキーを入れて持ち歩いていたのに、今日は雪が降るから身軽な恰好で行こうと、いつもとは違うカバンを持っていました。つまり、スペアキーは家の中。「、、、完全に積んだ。もう今晩はネットカフェかホテルを探すしかない。」と半べそ状態で覚悟を決めましたが、念のためダメ元で一度心当たりのある場所を探してみようと思いました。雪が降り続く中、運転する恐怖と闘いながら、もう一度職場の駐車場へ。すると、なんと!暗闇の中にキランと光る金属が。慌てて駆け寄ると、我が家の鍵が落ちていました!半分以上雪に埋まっていたので、あと数分遅かったら雪の中に完全に埋もれていたことでしょう。ギリギリのタイミングで鍵を救出し、大事に抱えて家まで戻り、無事に帰宅することができました。 今回は、毎日当たり前に持っている物がゆえに劣化に気付かず、最悪のタイミングで鍵が落下するというトラブルが起こってしまいました。身の回りのアイテムを今一度大事に管理しようと思うきっかけとなる出来事でした。また、スペアキーはどんな時でも代用できるからこそスペアキーと呼ぶのであって、その管理の方法についても改めて考ええることができた、貴重な人生勉強の一日でした。

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