昔の話ではありますが、学生時代に飲食店のバイト先でカギをなくしました。ロッカーの中に全ての私物を入れるバイト先でしたが、そのロッカーは男女共用でカギ付きのロッカーではありませんでした。 バイト後に一人暮らしのアパートに帰ってからカギがないことに気づきました。当時お付き合いしていた彼に合鍵を渡していたので、急遽届けてもらい、無事部屋に入ることができました。その日は、バイトに行く前に学校かどこかで落としてしまったのだろう、くらいにしか考えていませんでした。 しかし、夜中の二時ごろ、アパートのドアをガチャガチャする音で飛び起きました。チェーンをしていたので中に入られることはなかったのですが、カギが開けられたのです。恐る恐る玄関の方に行くと(今考えると何故玄関にわざわざ行ったのかわかりませんが、、)何回か開けようとしたあとに、チェーンであかないことに諦めたらしく立ち去る靴音がしました。さすがにどのような人物かを確認する勇気はありませんでした。眠れるわけもなく恐怖でいっぱいで、次の日早速大家さんに言ってカギを取り換えてもらいました。 それから数週間後、またバイトから帰ってカギがないことに気づきました。今度はもうバイト先で取られたとしか思えず、申し訳ないとは思いました再度カギを取り換えてもらい、バイトは辞めることにしました。 両親にも事情を話し、結局そのアパートからは引っ越すことにしましたが、引っ越しをするまでは怖くて仕方なかったです。 それ以来、カギはどうしてもカバンに入れなければならない時は自分の近くに置くか、カギ付きのロッカーに入れたり、カギに首から下げるホルダーをつけたりするようになりました。。今でもテレビで女子大生が部屋に入られたり、ストーカー被害のニュースを見ると当時の恐怖が思い出され、恐ろしく感じます。 もし、あの時にチェーンをし忘れていたらどうなっていたかと思うと昔のことでも動悸がします。 今はカギも昔よりは性能もよくなったとは思いますが、空き巣被害や強盗被害が絶えないことを見ると、より安全で強固なカギができて、色々な被害がなくなることを祈るばかりです。